(結果、動画あり)村田諒太 WBA世界ミドル級タイトルマッチ防衛戦
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結果的に王座陥落となった採点について109-119(2人)は開きすぎと言う声もありますが、当方の採点も5R以外はブラントでしたので公式ジャッジと同じく109-119となりました。ドローでも良いラウンドが2つありましたが、これを村田選手につけても111-117でブランドの勝利は変わらず。
各ラウンドで言えることですが、村田選手がパンチを当てても、相手がまとめたパンチを返す展開で印象が悪かった。また、村田選手の得意のワンツーも研究されていた。残念ですがこうなった際に違う組み立てができなかった村田選手の限界を感じた試合。
村田諒太 vs ロブ・ブラントの試合内容
1〜2R
村田は笑いながら圧力をかけるが手数とヒット数で上回るブラント。足を使いながら村田の攻撃をかわす。
3R〜4R
村田の顔から笑顔が消える。 村田のワンツーにたいして、ブラントはワンツースリーと言った具合に手数で上回る。 村田は鼻血、左目の腫れからパンチをもらっていることがわかる。
5R
圧力を強め前にでる村田。 パンチもワンツーが当たる。この試合ではじめてポイントをとったラウンド。
6R〜7R
ブラントは大きいパンチはないが、村田のガードの隙間から右アッパー、村田の打ち終わりにはポンポンと速いテンポのワンツーを顔面に的確に当てていく。
8R
先手先手でブラントに主導権を握られる村田。セコンドからは「次(9R)が勝負だそ!」と声をかけられる。
9R
挽回したい村田だが、足が止まらないブラントを捕まえられない。逆にブラントの右ストレートが村田の顔面にクリーンヒットして村田が大きく後方にのけぞるシーンも。
10R
あせる村田は前にでるが、村田が1発当てても3発被弾する展開は変わらす。
11R
村田はダメージからスタミナが消耗していることがわかる。このラウンドになっても足を使えるブラントは大きなダメージもない。
12R
倒す以外勝機のない村田。
プラントは勝利を確信して無理をせずに足を使って村田の攻撃をかわし最終ラウンドが終了。
試合結果
WBA世界ミドル級タイトルマッチ(2度目の防衛戦)
×村田諒太(王者) vs 〇ロブ・ブラント(挑戦者)
判定0-3で村田は防衛失敗、新王者にロブ・ブラント
ジャッジ1人目 | 110-118 |
ジャッジ2人目 | 109-119 |
ジャッジ3人目 | 109-119 |
試合動画
試合後の村田コメント
村田選手コメント
「完全に負けたなという感じ。今後についてもすぐに答えが出ることはない。」
ブラントとの再戦について
「再戦を要求するような内容ではなかったし、いまは考えられない。」
フジテレビの録画放送日
10/27(土)深夜1:45~ フジテレビ(録画)
この試合で勝利していればゴロフキンとのビッグマッチも見えていたがすべて白紙となる。
現在32歳の村田は再度世界戦を目指すのだろうか。